林医師の旅行記:中国

中国はアジア大陸の東部に広がっていて、多民族が群雄割拠し種々の王朝が支配していましたが、現在は中華人民共和国になっています。わが国は歴史的に隋、唐、明などの王朝と深い関係を持っていました。

 

 万里の長城は中華人民共和国の北側にある8,000km以上の長さを誇る城壁で、北方民族が中国に入り込むのを予防するために建造されたものです。現存しているものは“明王朝”が蒙古族の“元”を北方の草原へ追放したあと、元の再来に備えて、長城を強化してようやく現在の形になったということです。それにしても、山の奥の険しいところによくもこんなに資金、労力、時間を割いたものです。このエネルギーを国内の治山・治水・農業・干拓などに振り向けたらもっと素晴らしい国作りが出来たことでしょう。

八達嶺での長城の遠景。

ここまで登るだけで疲れてしまいます。年末でしたがセーターで歩いているうちに暑い思いをしました。

 

北京

北京郊外の周口店で北京原人の骨などが発見され、周口店北京人遺址して世界文化遺産に登録されています。遺跡には動物の骨や火を使った跡がありました。遺伝子研究によりアフリカ大陸から移住してきた原人ですが、現在の人類とは違う遺伝子を持っていることが明らかになり、何らかの理由で絶滅したのであろうと考えられています。

周口店の洞窟の看板。

原人たちの化石、石器、炉などが発見された洞窟の入り口。

 


頭蓋骨を比較した展示物。
左:現代猿、中:北京原人、右:現代人。北京原人は現代人に比べて後頭部が発達していますが前頭部が未発達で、進化の過程の原人だと考えられています。

 

 中国南部の広西自治区桂林の山々は石灰岩などの水に溶けやすい岩石で構成され、永い年月の間に大地が水に浸食された南画で有名な場所です。

 

漓江下りの名所。南画の風情がたっぷりの連山をバックに。

漓江下りをする観光船。

小舟で荷物を運んでいる2人。

変わった造りの民家も見られました。