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■ 感染症の薬

抗生剤  
合成ペニシリン系

サワシリン
Q:
23歳 男性

 風俗の店に遊びに行って、2-3日したらペニスのあたりが赤くなり、泌尿器科に行ったらサワシリンを処方されました。熱が出たりリンパ腺が腫れたりするのは、サワシリンの副作用でしょうか。
A:

 サワシリンは合成ペニシリン系の抗生物質です。一番多い副作用は薬疹です。皮膚に赤い発疹がたくさんでる形です。かゆみを伴うこともあります。
  抗生物質の副作用で熱がでることは少ないのです。また、副作用でリンパ腺が腫れることもまずあり得ません。
  微熱が続いている、リンパ腺がむずむず腫れそうというときは、感染症が一番考えられると思います。抗生物質を飲んでいなかったら、ペニスから膿がにじみ出たり、ペニスの先が痛んだり、そけい部のリンパ腺が腫れたりしたかも知れません。そのような症状をサワシリンが予防した可能性もあるのではないかと思います。
  処方されただけ服用し、もう一度、今の主治医の診察を受けて下さい。

 

セフェム系

セフゾン
Q:
75歳男性

 高い熱が続き、喉が痛くて食事も喉を通りませんでした。診察を受けたら溶連菌感染症と言われてセフゾンを出してくれました。その薬を飲んでいればいいのでしょうか。
A:

 溶連菌感染症はセフェム系抗生物質、合成ペニシリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌剤など何れでも宜しいと思います。咽頭ぬぐい液を採取して菌の培養、耐性検査をすればよいのですが、普通の外来治療では難しいので、一般には投薬をして治ればそれで良いし、症状の改善がみられない場合は作用機序の違う薬剤に変更することもあります。
 セフゾンはセフェム系の効果が素晴らしい薬剤ですから、心配しないで服用を続け、薬がなくなったら主治医の診察を受けて下さい。

 

フロモックス
Q:
5歳 女児

 

 うちの長女(5歳)が溶連菌感染症といわれ、フロモックスをもらいました。溶連菌にはどんな薬が効くのですか。
A:

 フロモックスはセフェム系の抗生物質です。溶連菌は、合成ペニシリン系、セフェム系、ニューキノロン系など色々な種類の抗生物質が効きます。フロモックスも当然有効です。
  溶連菌感染症はきちんと直しておかないと心臓弁膜症や慢性腎炎などの原因になります。5歳の子供が上気道感染症を繰り返すようなら、生活習慣を見直す必要がありそうです。家で煙草を吸う人がいたら止めさせて下さい。子供の敏感な粘膜には、ニコチン、タールは悪影響を与えてしまいます。また、普段から厚着をしないようにさせ、日光の元で遊ばせて下さい。過保護は逆効果です。

 

ケトライド系

ケテック
Q:
34歳男性

 先日抗生物質の中でKETEC が出されネット検索したらTELITHROMYCINEが出てきましたが何系なのかが分かりません。
A:

 ケテックは一般名をテリスロマイシンと言いますが、ケトライド系に分類される新規構造を持っている経口抗菌剤です。構造的にはマクロライド系に似ています。呼吸器感染症、副鼻腔炎、歯性感染症などに適応し、ペニシリン耐性肺炎球菌やマクロライド耐性肺炎球菌に優れた抗菌活性を示します。

 

ペネム系

ファロム
Q18歳女性

 外耳炎で診察を受けたら、ファロムを処方してくれました。どの様な薬でしょうか。

A:

 ファロムはペネム系の抗生物質です。緑膿菌を除くグラム陰性菌・グラム陽性菌に対して安定した抗菌力を示します。特に心配となるような副作用はなさそうですが、人によって下痢や軟便になることがあります。外耳炎ということですから、2-3日飲めば、症状も改善するでしょう。2-3日服用して、主治医を受診して下さい。

 

抗真菌薬  

ラミシール
Q:

 7歳の男子の爪白癬についてお尋ねします。右手の人差し指と中指以外の爪が爪白癬になっています。長期間塗り薬を使用していますが、良くなりません。学校でも友達から言われるようで、気にしています。飲み薬(ラミシール、イトラゾール)もあるようですが、子供でも服用して大丈夫でしょうか。
A:

 ラミシールの添付文書では、低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)と記載されています。
 通常、成人はテルビナフィンとして125mgを1日1回食後に経口投与するとあります。この薬剤は半分に割れるようになっています。
  爪白癬症は内服薬を併用しないと治りません。主治医の先生と相談しながら、1/4錠程度で治療をしてみたらよいかと思います。

ラミシール
Q:
72歳 男性

 皮膚科で水虫という診断を付けてくれてラミシールとイトリゾールの飲み薬を1年近くもらって飲んでいます。いつまで続ければよいのでしょうか。
 

 ラミシールもイトリゾールも抗真菌剤です。長期服用は肝機能障害などを起こすことがありますから、定期的な血液検査などが必要です。
  真菌(水虫)では、普通外用薬を用います。内服薬は爪白癬症など、外用薬が届かない病変に使います。それにしても、1年というのは長すぎるように思われます。症状が改善したら、先生に中止を申し出てみて下さい。
  保険診療の立場では、同じ系統の薬剤の併用は認められないようです。どちらか、片方の薬剤を服用し、外用薬を併用するのが一般的だと思います。

 

抗ウイルス薬  

ゾビラックス
Q:
24歳 女性

 緊急で他院にてゾビラックスを処方して貰い、今日、掛かり付け医でアシロベックを貰いました。ゾビラックスと比べてどの程度の作用があるのか、また、妊娠の可能性もあるのでその影響について知りたいです。
A:

 ゾビラックスは抗ヘルペスウイルス薬で、ヘルペスウイルスの増殖を阻害して治療します。1日5回、5日間服用して中止します。5日以上の服用は保険診療では認められていません。アシロベックはゾビラックスと同じ成分のジェネリック製品です。
  妊娠中は、どの様な薬も服用しないのが原則です。 添付文書によると妊婦には治療上の有益性が危険性を上回ると判断したときに投与することになっています。

 

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