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■ がん治療薬

膵臓がん
Q:
82歳 男性
 父が「膵臓がんが腰椎に転移している」と言われています。腰痛がひどくてかわいそうです。何か良い方法はありませんか。

A:

 私も62歳の母を膵臓がんで亡くしましたが、がんの痛みと身の置き場のないほどの倦怠感は本当に辛そうで見ていられませんでした。がんの疼痛には鎮痛剤の内服薬、筋肉注射、坐薬などが一般に使われています。以前はがんの告知をしないで麻薬などは体に良くないとか、寿命が縮まるから我慢しなさいなどという治療方針でしたが、最近は、がんの告知も行い、精神面のケアもしながら、通常の非ステロイド性消炎鎮痛剤だけでなく、麻薬製剤も比較的積極的に使うようになっています。患者さんの疼痛を和らげ、QOL(生活の質)を高めようと言う考え方です。
 がんが腰椎に転移して疼痛が強い場合の治療法として、鎮痛消炎剤や麻薬製剤などを使う他に、神経ブロック、硬膜下持続麻酔、放射線療法、外科療法などがあります。放射線療法は、特に骨転移の疼痛に対しては効果が強く、外科療法と比べても非侵襲であるために勧められています。疼痛に対しては1回の線量を上げて数回の照射をすることにより疼痛緩和が得られる場合があります。
 がん患者さんの多くは身体的疼痛だけでなく、精神的苦痛も多く不安、抑うつ、せん妄などを伴うことがあり、抗不安薬、抗うつ薬などを使う場合もあります。

 

MSコンチン
Q:
83歳 女性
 母の薬の中にMSコンチンが入っています。この薬は続けた方がよいでしょうか。
A:

 MSコンチンは硫酸モルヒネが成分である麻薬製剤です。がんの疼痛が増したり、副作用が現れたりした場合に補助薬を用いたり、用法・用量を変更したりする場合もあります。がん疼痛管理に使用する薬剤は計画的に投与することにより、有効に使用できます。誤った使用をしないため、薬剤の特徴、用法・用量、副作用などを主治医の先生によく説明を聞き、指導を受けて下さい。

 

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