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 ■ 卵管炎
 
流産や人工妊娠中絶、出産、セックスなどによって膣から細菌やクラミジアなどが入り込み、病原体が子宮頚管から卵管に感染して炎症が起こる疾患です。
起炎菌は大腸菌、淋菌、クラミジア・トラコマチスが多く、稀に結核もあります。多くの場合、近くにある卵巣にも炎症が起こって「卵巣炎」を起こし、この両方の炎症をあわせて「子宮付属器炎」といいます。初期段階に十分な治療を受けずに慢性化すると、卵管が詰まって不妊症の原因となったり、骨盤内の腹膜にまで炎症が広がって、「骨盤腹膜炎」を引き起こす危険もあります。

症状は、
1. おりものの増加
2. 発熱
3. 激しい下腹部痛(嘔吐を伴うことがあり、子宮外妊娠や虫垂炎と間違えられることも)


原因となる細菌の種類によって症状に違いがあります。淋菌の場合は黄緑のおりものと激しい腹痛、クラミジアの場合はおりものの変化は乏しく腹痛も激しくはない、など。

症状が出た初期段階で病原菌を特定し、それに対する抗生物質の投与を受ければ、自覚症状はおさまってきます。しかし完治するまで治療を続けないと慢性化しやすいので、きちんと医師の指示をあおぎましょう。

またセックスによる感染の場合は、セックスパートナーにも一緒に治療を受けて貰わないとピンポンゲームになってしまいます。


 
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